この曲が心地よい!

ふと知り合った、自分に心地よいメロディー それらを紹介しています そしてときどきガーデニング、のつもりがガーデニングがメインになっています。

「ヘレン・メリルからチェンバース」 - Yesterdays

BASS ON TOP

おお、すごい響きのタイトルです。何がって?

ベース が トップ なんですよ。

 

Bass on Top

Bass on Top

 

 僕が生まれる前、1957年のアルバム。

ベーシストは、ポール・チェンバース。

この頃のジャズアルバムのライナーを読むと必ずクレジットされている人ですよね。

アルバムタイトルは、ベースを前面にという意味なのか、ベースが演奏をリードするという意味なのかは、わからないけれども、低音好きにはたまらないアルバムですよ。

しかも、ブルーノート。僕のような素人でも、ブルーノートと言えばジャズ。きっと、いいに違いないと思わせる何かをもっているレーベルですよね。

 

このアルバムにたどり着くまでは長かったのです

 

まず、キース・ジャレットを先輩の勧めで知るところから始まります。キース・ジャレットを聴き漁るうちに、彼の「スタンダーズVol.1」で、「The Meaning Of The Blues」という曲を知ります。これもよい曲だあ。

 

 

で、「The Meaning Of The Blues」から「ジュリー・ロンドン」という人を知ります。そして、同時代の歌姫つながりで「ヘレン・メリル」を、そのメリルの1955年のアルバムから「Yesterdays」に、そして「Yesterdays」を求めてこのアルバムを知ったと、こういうわけです。 

helen merrill

helen merrill

 

 

当時、ベースをメインにしたアルバムなんかなかったそうなので、画期的な企画だったんでしょうねえ。

 

イントロからベースの音で始まりますが、通常弾くんですよね、弦を指で、ベースは。弾いてては、出ないですよね、この音は。

なーんて、思っていたら、弓で弾く奏法があるとかで。なんでも「アルコ奏法」とか言うらしくて、チェンバースは得意にしていたらしい。へえ、そうなんだ。

 

2分40秒あたりから、カルテットの演奏になりますが、ベースをそっとサポートしている感じが、心地よいですね。僕個人的には、前半のソロっぽいところの重苦しい感じが好きですけれどもね。

 

「ヘレン・メリルからチェンバース」にたどり着いたという、お話でした。

 

でわ、また。